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こぴぺ

春は、姉萌え。
やうやう温くなりゆく街並み、
少し涙して、旅だちたる姉の、
無理にはにかみたる。

※ようやく暖かくなってきて春が来た頃、
親元を離れる姉が涙を浮かべながらも
弟に微笑んで見せる様。


夏はツンデレ。
デレのころはさらなり。
ツンもなほ。悪口の多く飛びちがひたるうちにも、
思いあまりて、頬など、ほのかにうち染まりてゆくもをかし。
言の葉など篭もるもをかし。

※夏はツンデレがよい。
デレの出ている頃はいうまでもない。
ツンのころもやはり、罵詈雑言がたくさん乱れ飛んでいるのだけれども、
隠し切れない心の内が溢れて、頬がかすかに赤く染まっていくのもいいものだ。
思わず口調がどもるのも、趣がある。


秋は、いもうと。
悪しきゆめを見て、
おトイレいと近うなりたるに、
兄の、寝どころへ行くとて、
三つ四つ、二つ三つなと、起こし急ぐなど、あはれなり。
まいて、ぬいぐるみの抱き締めたるが、
いと小さく見ゆるはいとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音などに怯えるは、
はたいふべきにもあらず。

※秋は妹が良い。
怖い夢を見て、トイレにひとりで行けなくなって
兄を三度四度と急いでゆり起こす様は良い。
怖くて抱き締めたぬいぐるみが小さくなっている様子もまた良い。
日が暮れて、物音に怯える姿については、言葉にもならない。


冬は幼馴染。
窓から寝所に入る様は言ふべきにもあらず、
私が寝入っていても、またさらでも、
いと寒きに、屋敷の前で、私の名を呼ぶのも、いとつきづきし。
育ちて、物心付きし頃には、母の口調を真似しがちになりてわろし。

※冬は幼馴染が良い。
窓から私の部屋へ入ってくる様子は言いようもなく、
私が眠っていても、またそうではなくても、
(一緒に学校へ行くために)寒い中、私を呼ぶのもたいそう似つかわしい。
成長して、おせっかいを焼く事が増える頃には、
私の母の台詞を真似するようになってしまって感じがよくない。

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